休日の自己研鑽

【旅行会社への就職メリット・デメリット】現役旅行会社社員が徹底解説!

「旅行が好きだから、旅行会社に勤めてみたい」

「ただ、あんまり良い噂は聞かないから、旅行会社に勤めて良いか不安」

そう思っている方も、いると思います。

実際、一般的には旅行会社は「激務・薄給」で有名です。

では、実際のところ、どうなのでしょうか。

現役で旅行会社に勤める僕が、旅行会社の良いところ・悪いところを解説します!

旅行会社の主な仕事内容

旅行会社の仕事内容は、大きく3つに分類されます。

  1. 「個人」向けに旅行商品を提案・販売・促進
  2. 「法人」向けに旅行商品を提案・販売・促進・添乗
  3. 旅行商品の仕入・造成

「個人」向けに旅行商品を提案・販売・促進

旅行会社における、BtoCビジネスです。

一般顧客向けに、旅行商品を提案・販売・促進します。

分かりやすい例が、大手旅行会社によく見られる店舗です。

デパートの中などによくあるこの店舗では、一般のお客様向けに、パンフレット記載のツアーを中心とした旅行商品を、販売しています。

旅行代理店 ロータス観光 | あらおシティモール

「法人」向けに旅行商品を提案・販売・促進・添乗

旅行会社における、BtoBビジネスです。

企業や法人などの団体向けに、旅行商品を提案・販売します。

ちなみに僕はこの「旅行の法人営業」を仕事としていますが、下記内容が仕事としては多いですね。

  • インセンティブ旅行(報奨旅行)
    「社内営業成績上位10名に贈られるハワイ旅行」「永続30年記念に贈られる国内高級温泉旅行」など
  • 社員旅行
    「社員全員で行く企業40周年記念旅行」など
  • 教育旅行(修学旅行)

目玉焼き
目玉焼き
特徴的なのは、法人・団体旅行の場合、添乗業務があることでね

その通り!団体旅行は多いと1,000名規模の旅行になるので、旅行会社社員がその団体旅行についていき(添乗し)、旅行が終わるまで現地でサポートします。

国内添乗・海外添乗があり、海外旅行に添乗する場合は、英語スキルが求められるケースが多々あります。

半熟卵
半熟卵
旅行の提案~添乗まで一人の営業担当がこなすこともあるけど、実は添乗業務に特化した会社とかもあるんよ。
その会社に勤めている方々は、年150~200日ぐらいは仕事で旅行に行ってるイメージだね。

旅行商品の仕入・造成

ホテル・旅館などとの交渉を通じ、旅行商品を作っていく仕事です。

こちらのような、よくある旅行パンフレットを作ってる人、と考えればわかりやすいですね。

直接旅行を売ったり旅行の添乗をしたりするわけではありませんが、実際に世に商品として販売される旅行プラン・ツアーを作成します。

具体的な旅行会社(大手4社)

JTB

国内旅行において不動の地位を築く、国内No.1旅行会社。

設立から、100年以上もたつ、伝統的な会社。

高単価だけれど、補償内容などの質で勝負している商品が多いですね。

また、旅行業だけではなくMICE事業(イベント運営など)も行っており、JTB内の業務内容は多岐に渡っています。

最近は、東京オリンピック2020のオフィシャルパートナーとして、観戦チケットの販売などにも力を入れていますね。

エイチ・アイ・エス(H.I.S)

東京虎ノ門エリアに本社を置く、国内No.2の旅行会社。

総収入の6割が旅行事業(国内・海外)・4割が長崎にあるハウステンボスの売上という、少し変わった旅行会社。

また、海外旅行の取扱額も高く、「若く、発展途上な旅行会社」という雰囲気。

日本旅行

1905年創業、日本で最初に生まれた旅行会社。

JRとセットになった国内旅行商品に強み。創業当時国鉄のシステムを積極的に利用したことにより、団体予約においてJRより優遇を受けていたらしい(今でもその名残は残ってる…?)。

JRとのセットほか、レンタカーや高速バスといったものも扱っており、多種多様な商品ラインナップも特徴的ですね。

KNT-CTホールディングス株式会社

「近畿日本ツーリスト」と「クラブツーリズム」が一緒になって生まれた会社。

団体旅行、特に教育旅行(修学旅行や留学)に強みを持っています(近畿日本ツーリスト、結構修学旅行のシェアすごいです笑)。

また、クラブツーリズムの特徴である新聞等のメディアを通じた旅行販売にも、強みを持っています。

旅行会社の良いところ

お客様に感謝される

他のあらゆる仕事のやりがいとも重なりますが、やっぱりお客様からの感謝は、仕事のやりがいになりますね。

旅行の仕事をやっていると、年に数回、お客様にとっての「大切な旅行」を演出・提案することがあります。

  • 一生に一度の「ハネムーン旅行」
  • 学生最後の「卒業旅行」
  • 青春のかけがえのない思い出となる「修学旅行」

このようなお客様の人生の一ページに大きく残るような「大切な旅行」を担当し、お客様に感謝されると、たまらなくうれしいです。

僕自身もハネムーンを何度か担当したことがありますが、自らのありったけのホスピタリティを尽くし仕事をしたら、お客様が帰着後に「生涯忘れられない旅行になった。ありがとう。」と言われました。

目玉焼き
目玉焼き
お客様から直接言われる感謝の言葉って、やっぱり涙が出るほどうれしいよね

こういった、お客様に直接感謝をおっしゃっていただけることは、とても嬉しいですし、旅行会社に勤めていてよかったと思える瞬間でもあります。

仕事で世界各地に行ける

特に法人向けの旅行を担当すると、お客様の旅行に添乗員として一緒に行くことが、多々あります。

つまり、お給料をもらいながら、日本全国・世界各国に行けるチャンスがあるんです。

もちろん仕事なので純粋に楽しめるわけではないですが、旅行好きにとっては、普段と異なる環境にいるだけで楽しいですよね。

僕も、日本だと北海道から沖縄まで様々なところに行きましたし、海外だとハワイ・アメリカ・ベトナムに行きましたね。

半熟卵
半熟卵
私立の中学・高校の修学旅行を担当している社員なんかは、私立の学校は修学旅行でよく海外に行くので、年に10か国ぐらい行ってる人もざらにいるね

このように、世界各国に仕事で行けるのは、旅行会社ならではのメリットです。

仕事で良いホテルに泊まれる

これも、旅行会社ならではですね。

お客様の中では、ひとつのご旅行に一人50万円以上かける方々も、少なくありません。

特に、会社の○周年記念旅行など、節目のアニバーサリー旅行などでは、とても豪華な旅行をします。

そんな旅行では、普段は泊まれないような高級ホテルにも泊まる機会があります。

僕も、日本だったら帝国ホテルやリッツカールトンには4,5回泊まりました。

ホテル旅館オタクの僕には、たまらないですね笑

プライベートの旅行も、安く行ける

旅行会社に勤めていると、プライベートの旅行も安く行けます。

  • 様々なホテルが設定している「旅行会社専用レート」を用いると、格安でそのホテルに泊まれる。
  • 航空会社が「いつもご送客ありがとうございます」の意味を込めて、格安旅行プランを用意してくれる。
  • 仕事をやっていく中で、ホテルの担当者と仲良くなり、プライベートで利用するときに融通を効かせてくれる

こんなことが、実際にあります。

僕も去年キャセイパシフィック航空という香港の航空会社が旅行会社のために用意してくださった香港旅行プランを利用しましたが、

  • 往復キャセイパシフィック航空のビジネスクラス
  • ホテルは香港ナンバーワンホテル「ザ・ペニンシュラ香港」
  • 3泊4日

この旅行で、一人10万円かからなかったです。

普通であれば、ペニンシュラ香港一泊するだけで6,7万円かかってしまうので、信じられないくらいの破格のプランでした笑

こういった、プライベートの旅行も安く行けて、しかも仕事の勉強にもなるというのは、旅行会社の良いところですね。

旅行会社の悪いところ

業務量が多く、残業も多い

「旅行会社=ブラック企業」という噂もありますが、やはり旅行会社は業務量が多いです。

旅行は、いわば「正解のない問い」です。

お客様にとってベストは何かをひたすら考え、考え抜き、旅行を組み立て提案します。

なので、お客様にとっての最善を求めれば求めるほど、終わりが見えなくなり、自然と業務量も増えます。

実際、僕も含めて、周りは結構残業していますね。

毎日2~3時間残業している人も、多いです。

業界の特色的にしょうがないのかもしれませんが、業務量が多く、残業が多いのは、事実です。

伝統的な気質がある

特に大手は、かなり前に設立された会社もあるので、伝統的な気質も少し残っています。

飲み会が多かったり、「上司の指示は絶対」と口うるさかったり…。

最近は改善されていますが、まだ少しこのような雰囲気が残っているのは、確かだと思います。

体育会系の方であれば、むしろ性に合っているのかもしれませんが、インドアで大学時代書道部だった僕にとって、少しきついものがありましたね…。

みんなの休みが、自分の繁忙期

これも業界の特徴なので障害ないですが、旅行は休みに行くわけなので、休みが仕事になることが多いです。

つまり、みんなの休みが、旅行会社社員にとっては働き時となります。

もちろん、休日が休みになればその分平日に休みを振り返るのですが、それでも周りの友人と土日の予定が合わなかったりは、しますね。

身に着くスキルに汎用性がない

旅行会社で身に着くスキルと言ったら、

  • 日本・世界の観光地理
  • 旅行に同行し、現地サポートをする添乗スキル
  • その他、旅行業特有の資格

といったところです。

これは、TOEICや簿記などに比べると、スキルとしては汎用性はないですよね。

なので、転職をする際は、本業以外でもしっかりと自己研鑽をし、汎用性のあるスキルを磨いておく必要があります。

正直、旅行会社に勤めるのは正解…?

結論、「仕事で旅行が行ける」「プライベートの旅行が安く行ける」など、旅行をモチベーションにできるなら、勤めるべきだと思います。

僕自身、ホテル旅館がとても好きで、仕事でもプライベートでもたくさんの宿泊施設に泊まることができているので、満足しています。

ただ、先ほど記載した通り、忙しいのは事実です。

旅行に興味があり、行程を立てることやプランを立てることがある程度苦ではない人でないと、正直、苦しいと思います。

旅行会社も悪くない!

ですが、逆に!

旅行が本当に好きだったり、ホテルオタクの方がいれば、旅行会社はおすすめです。

他のどこよりも、旅行やホテルについて直接学べます。

少しでも旅行会社に興味があったり、旅行の仕事をしてみたいという思いのある方は、是非一考してみて下さいね。

以上、ピヨピヨリゾートでした!